縁起
福生寺は高野山真言宗に属し、弘法大師空海様の教えを実践するお寺です。
寺伝によれば、寛文以前の江戸時代初期に永寛和尚により開山され、御本尊は病気平癒、身体健全は元より、除災招福、五穀豊穣、祖霊成仏を祈念された薬師如来様です。当時上菅田村の中央に位置し、鎮守様である八幡神社様と共に村の守護仏として厚く信仰を受けておられました。しかし台風による水害により本堂並びに山門が倒壊し、現在の位置に再建されました。
その後も戦後の混迷期や幾多の困難を迎えましたが、先代中興開山美松寛定和尚と檀家の皆様の御尽力により本堂の改築等無事復興を遂げました。
薬師如来
薬師如来 正しくは「薬師瑠璃光如来」といいまして、医王だったり、医療の導くものという意味がございます。 日本で最も古くから信仰されている仏様のお一人であり、そのお姿からお分かりになるように、左の手にはあらゆる病を癒す有相無相の薬が入った薬壺をお持ちになり、衆生をお救い下さると言われております。 また、修行時代に立てられた「十二大願」に基づいて私たちの苦しみ、悩み等を祓って下さいます。そのお薬師をお手伝いするのが、脇侍である日光菩薩、月光菩薩様、十二神将様等がいらっしゃいます。
十二大願
①光明普照→自らの光で三千世界を照らし、あまねく衆生を悟りに導く。
②随意成弁 →仏教七宝の一つ、瑠璃の光を通じて仏性を目覚めさせる。
③施無尽仏→仏性を持つ者たちが悟りを得るために必要なあらゆる物品を施す。
④安心大乗 →世の外道を正し、衆生を仏道へと導きたい。
⑤具戒清浄 →戒律を破ってしまった者をも戒律を守れるように導く。
⑥諸根具足 →生まれつきの障碍、病気、身体的苦痛を癒やす。
⑦除病安楽 →困窮や苦悩を除き、払えるように救う。
⑧転女得仏 →立場の弱い女性が成仏するように救う。。
⑨安心正見 →一切の精神的苦痛や煩悩を浄化できるよう助ける。
⑩苦悩解脱 →重圧に苦しむ衆生が解き放たるように助ける。
⑪飲食安楽 →著しい餓えと渇きに晒された衆生の苦しみを取り除く。
⑫美衣満足 →困窮して寒さや虫に悩まされる衆生に衣類を施す。
愛染明王像
愛染明王様は、敬愛、息災、増益、降伏の御利益を備えられてる仏様です。人間の愛欲を始めとする根本的な煩悩を糧として向上心に変え、煩悩即菩提を実現し、衆生救済を掲げられています。
現住職美松寛昭和尚の発願により、令和四年に今後の上菅田町の繁栄と発展を祈念して建立されました。
愛染様は、その御名前から古来より特に女性から信仰を集められ、現代においても恋愛成就、家内円満等の諸願成就に通づる仏様として信仰を受けれています。
しあわせ地蔵
元々は福生寺の離れ地に地蔵堂が有り、先代美松寛定和尚によって現在の境内に移設されました。お地蔵様は地蔵菩薩と言い、六道救済を御誓願として立てられた仏様です。日本では子供の守り本尊としてよく知られております。当山総代松野定男氏が、交通安全、家内円満、上菅田町の子供達の無事成長を願って「しあわせ地蔵」と命名されました。現在でも多くの子供達を見守って下さっております。











